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腹をくくろう

1週間ほど前から爪の中に入っているゴミを取ろうとしてたら、そこからプクッといった感じで目やにのようなものが現れた。膿だ。 僕は焦って可能な限り深爪にしてから消毒をかけた。ウィスキーがあればそれを口に含んで吹きかけたのだが、僕はお酒を飲まない...
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5年ぶりに社会に飛び立つ男の嘆き

どうも、ニートです。僕はある理由で5年もの間ニートをしていたのですが、徒歩5分(急な上り坂)の所にある老人ホームで働くことに決めました。 とは言ってもまだ採用が決まったわけでもないし、面接をしたわけでもないです。ただ昨日「働かせてほしいです...
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ストップモーション奮闘記|素人臭さ

僕は最近ストップモーションにのめり込んでいます。ストップモーションとはざっくり説明すると写真で構成されている動画です。 写真で構成されているということは不可能を可能にすることが結構できます。フィギュアをアニメのように動かしている人もいるし、...
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SとMどっちがいい?と訊かれたので・・

「こういう所ではササッと出しちゃえばいいのよ」と風俗嬢は言った。 僕は彼女との最中になんどか我慢をした。せっかく大金を払うのだから10分足らずでオーガニズムを迎えるのは勿体無いと思ったからだ。 しかしその我慢が仇となり、オーガニズムを迎える...
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短編小説:悩みから抜け出す

定食屋の扉を開けるともうすでに学生達で賑わっていた。この定食屋は〇〇大学の近くにあるのでランチ時はサラリーマンと大学生でごった返すのだ。僕と伊藤は店の奥の方に空いていた2人がけのテーブルに座った。 水を一口飲み店内を見回すと、どの学生もガツ...
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医者の離れ業

医者は僕の顔を見ながらとてつもない速さでキーボードを打った。時間にして6秒ほどだろうか。僕に話しかけながら何かを打っていた。おそらく僕の症状を打ち込んでいたのだろう。 僕の顔を見ながら何かを話し、キーボードで何かを打ち込んでいる。僕は彼の誰...
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心拍数がリズム感覚に影響を与える。人間と小鳥。

見晴らしの良い景色のはずなのに、電線がそれを邪魔して視界を圧迫する。僕は電線と電線の間からその素晴らしい景色を眺めた。いや、眺めたというより覗いたと表現するべきか。 とにかく電線が邪魔でしょうがない。2階の窓を開けると手が届かないほどの目の...
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過度な食事制限はやめてくれ

「もっと食べなよ。見ていて心配だ」僕が言うと、ナナは曖昧に返事をした。 ナナの取り皿を見ると、ブロッコリーが3つとトマトが2つだった。その横に具がわかめと豆腐だけの味噌汁が湯気を上げている。 「せめて昼だけでもお米を食べるべきだよ」 「糖質...
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短編小説:流行

「SNSをやってないの結城くんぐらいだよ」奈美はそう言って僕の目を見て微笑んだ。 「20代前半まではしてたよ」 「へ~、ツイッター?」 「うん、ツイッターとインスタ」あの頃を思い返すと恥ずかしくなる。 僕は社会に出ると仕事をしている自分に自...
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なぐり書き:投資 ギャンブル ポケカ

僕は迷っていた。何に迷ってたかって?それがはっきりと分からないんだ。 ポケモンのカードを買うということははっきりしている。しかし、どのパックをどのくらい買うかがはっきりとしない。まるで懐中電灯を持たずに洞窟に入ってしまったようだ。 「ポケカ...